だいたい推しくんの話とたまにレポ

「HiGH&LOW THE WORST episode.O」を見て感情がめちゃくちゃになった

 

 

待ちに待ったザワが放送された。楽しみの不安と緊張と嬉しさでどうにかなりそうだったが開始数分で尊い……かわいい…しんどい…無理……としか言葉が出ずに終わるまで正座をしたまま動けなかった。(しびれた上に手に汗の握りすぎでびしょびしょになった)

あまりに感情がめちゃくちゃになったので私自身の整理と初めて見て思ったことを残しておきたいのでここに。

 

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というか、え……………今回の轟洋介を見たら全世界が彼の魅力に取り憑かれないか心配なくらいカット・絵が完成していなかった……?????美術に衣装さんの気合がすごい。バックから儚げに照らすような光の当て方、蹴りを入れる時の一直線で美しい脚の捌き方、そして読書!!!!!本のページを捲る指が宇宙一綺麗……(放心)そして2話ラストの大大大事件の某シーンの表情のことについては後に触れるが仄暗い景色の中彼のあの表情を見た途端涙腺が崩壊した。私は彼の、あの表情が心から見たかったのだ。

推しのビジュアルがおかしなことになっている。本当にいつもありがとうございますHiGH&LOWスタッフの皆様。いくら払えばいいですか?

 

 

 

1〜2話までを地上波とHuluで視聴したためここから下記はネタバレになるので注意⚠︎

ザワEPOの轟洋介まとめ。

 

 

 

 

全日、轟洋介の立ち位置

まず、ドラマを見て感じたのは轟洋介という存在についてだ。誰もが「1番強いのは轟だ」「全日の頭は轟って奴だ」と口にはするものの、じゃあ実際"轟ってどんな奴なのか"という説明の場は生徒たちから聞かされることはなく、彼そのものの人間性だったり人となりの理解を得ているような雰囲気は無かった。ジャム男には誰だそいつと言われる始末。このことから鬼邪高校全日制での轟洋介の立ち位置は、ただすごく強い頭って奴だけなのだ。頭を"やってる"奴。それ以上でもそれ以下でもない、多くの生徒は轟自身には興味も無ければ好いた印象もないだろう。(いや鬼邪高全体ににそう印象付けられるだけでハイパーすごいよ轟ちゃん流石推し大好き)

ただ、鬼邪高のフロアが殺人棟・幽霊棟と数カ所に存在している話もあり、今回は司たち視点になるため、轟の印象が薄まってしまった可能性もある。(轟たちのいるのが殺人棟らしい。名前の迫力がすごいし以外とそっちでは恐れ戦かれているのかもしれない何でも美味しい)

 


season2の7&8話では轟が新入生(転校生の可能性もなきにしもあらず)の立場で鬼邪高に加入し、定時を窮地に追いやり…村山にタイマンを挑み負けはしてしまったものの、何度も立ち向かう姿にその場にいた全員が息を呑んで、轟の強さを認めており、ザムでは定時含めた鬼邪高生が彼の背についてきた。この流れから考えればザム時代の鬼邪高にとってきっと轟洋介という存在は番長の村山さんと同等のタイマン張ったすげえ奴と深く印象に爪痕を残したことだろう。

しかし、年度が変わり新しい風が吹くのは入学と卒業シーズンがある全日制特有の文化だと言える。轟がザム時代に築いたものはニューフェイスには繋がっていないだろうし、そもそも良いスカウト先を巡って入学する定時と異なり、喧嘩が強くてテッペンを撮りたい生徒が入学してくる全日では受け止め方も違うと思う。だから今回の轟に対する印象の薄さみたいなものがあったんじゃないだろうか。これから轟がどんな風に行動して、鬼邪高と関わっていくのか、楽しみで仕方がない。あと意外と村山さんが頭って答える生徒が少なくて驚いた。轟もそうだったが以前芝マンと辻が言っていたように全日にとって定時は視野にも入らないんだろうか?最初から鬼邪高のテッペン目指し生意気フルスイングする推し尊い

というか轟洋介全日の子たちに狙われすぎて姫か……?そうだよね、あんなに綺麗な顔して最強に強かったらもうヒロインじゃんね……全日のヒロイン轟…大好き…


そして轟一派の拠点は放送室!!!!だと思われる。芝マン・辻の2人が冒頭で音楽聴いてるし始めはここが2人の拠点だったのだと思うとそこに轟を招いた時のことを思い馳せ爆発した。

 


あと1ついいだろうか

 

轟洋介が鬼邪高カチコミ時16歳という新事実が判明してやばい。それは九龍の抗争に巻き込みたくはないよなわかる。全てが可愛い。転入時の先生が持ってた生徒出席簿の第3学年の時は別のクラスですね!!!!了解しました!!!!!轟洋介!!!!!高校2年生の眼鏡くん!!!!!!!ボンバーエモ!!!!!!!!!!最強!!!!!!!!!!イエ〜〜〜〜イ!!!!!

 

 

 

 

 

 


轟洋介の内情

もうこれは、すごく、すごくすごく彼の中で揺れているというか、何を探せばいいのかわからないまま膨大な量の図書館に立ち入ってしまったような、そんな心持ちじゃないかと私は考えている。上記で述べたように、轟は"全日の頭"というネームバリューはあるものの、辻や芝マン以外に一緒に歩みを進める人間がいない。反対に、轟は村山さんとのタイマンで得た「仲間だけじゃなくて自分自身が変わること」の教えをずっと自分の中でぐるぐると考えて、どうしたら定時との関係を築けた村山のような男になれるのか思案している。「定時も含めて鬼邪高だ」とセリフにあったが、もう既に彼の中では"テッペン"だけじゃなくてその先を見つめている。全日生全体の思考は"テッペン"を取ることに夢中になっているが轟だけ頭1つ抜けている印象を受ける。定時は村山さんが鬼邪高の頭として責任を持って、仲間との絆を繋ぎ、自分達が"鬼邪高生であること"を周りに意識させた。この"鬼邪高生である"ことが何を意味するのか、ニューフェイスの彼らにはまだ伝わりきっていない。だからこそ、テーマカラーが青の鬼邪高のはずなのに、各々が好きな色を身につけ個性を爆発させている。轟もそうだけど、学ランの白と黒が"何にでも染まる色"と"何物にも染まらない色"なのが素敵。きっと今、上を取り合う全日生を見て、もっと広い世界に視野を広げるためには何をすればいいのか、言葉に出さずに心の中で必死に踠いている。表情には出さないけど…不器用……好き。八木高に鬼邪高生がやられて帰ってきた時の対応もそうだ。こんな状況になったことに対して「何があったか」を聞く轟。以前であればざまあみろ雑魚が程度にしか思わなかったろうに、声をかけ状況把握を行おうとしている。何てこと…これは大進歩だ。彼の成長が目に見えてすごく嬉しかった。

「やられたらやり返すに決まってるだろ!」と鬼邪高生が放った言葉に対して、ぐ、と一瞬昔を振り返るような、過去の自分を見つめるなんとも言えない表情が良い…。

 

成長した、変わったと言えば眼鏡をクイッとあげる仕草。しかも2場面。轟を演じていた前田公輝くんのこだわりとして、「眼鏡はクイッとしない。自分に酔っていない熱い男だから」と以前インタビューを受けた際に話していた。これも心境の変化なのだろうか…すっっごく気になるから教えて……。

眼鏡の上げ方も真ん中の支柱を支えてあげるのはプライドが高い人に多いらしい。冷静で物事を捉えるのが上手な人……何それ轟洋介じゃん尊。

 

何よりクラウゼウィッツの「戦争論」、マキャベリの「君主論」を読んでいることが分かった途端公式と解釈が一致すぎて思わず声を上げた。不良に蔑まれて身体をトレーニングで鍛え始めた時と同様、拳だけじゃダメだと分かってまず教本を手に取って学び始めるところがもうダメ、アウト。ドストライクです。地道にコツコツと階段を登っていく、轟洋介の実直で愛おしいポイント。彼は努力の天才だと思う

ここで簡易版君主論について↓

マキャヴェリ『君主論』を解読する | Philosophy Guides

 

まさか人生で君主論的な教本を調べたりすることになるとは思わなかった。轟洋介すごい。君主論の中の"必要であれば、悪徳も行使せよ"という一文がとても今の彼がしていること、必要なこと、を表していてとても好きだ。辻と芝マンは別枠として、きっと轟は自分が信頼されようとは思って行動はしていないと思うんだ、だから1人で何でも解決しようとする。でも頭では鬼邪高全体のことを考えてる。現状、鬼邪高全体の雰囲気と轟の想いと考えがすれ違っていてめちゃくちゃ切ない。しかも重ねて轟という男は、自分なりの何かを考えてはいるが何分感情NG情熱OK男なので基本的には自分の気持ちを他者へ伝えることはしないし、まず関わり方、踏み込み方が分からない。と過去のシーンから推測することが出来る。真っ直ぐなんだけど、性格はその分ねじ曲がっているから(悪口)さらにすれ違う。こんなもどかしさを抱えたままあと4話待ち受けなければいけないの……。良き方向になることを切に願う。

 

また轟が全日を率いろうとするにあたり、まず図書室や書店などで並んでいる本の中から"アタマのための「君主論」"というタイトルの教本選ぶの激マブすぎるし初期の思いついたら即行動!!!!熱血!!!!って感じが伝わってきて愛!!!!!!!成長しているという話もしたが、こういう元の部分の熱さは変わらなくて、めちゃくちゃ滾った。あと状況を冷静に達観してるとこもあるけど相変わらずの煽り耐性の低さに愛おしさが増して死んだ。

 

 

 

 

 

 


村山良樹との対比

轟が変わろうとしていると述べたが、村山さんにも以前その時期が訪れていた。

そう、HiGH&LOW season2!!!!!!!

上に立つ器とは何なのか、何をすべきなのか悶々と思考を巡らせ、ふらりバッティングセンターに通ったりとしていた。今の轟を見ると、村山からの言葉を受け止め咀嚼を続けながら自分なりに理解しようと教本を嗜む…。

何が言いたいかお分かりだろうか?

頭になるためにはどう行動すればいいのか、口には出さず、思案する。村山と轟の2人は手段方法は異なりながらも、同じ道を辿って前に進んでいるのだ。パズルのピースの形はそれぞれ違うけど、ベースである根元の部分は一緒だった。これだけ尊いことがあるだろうか?ない!!!!!!

轟が全日の頭になった今、見据えている先が村山さんなことが最高にエモい。全日っ子みんなの矢印が轟に向かう中、村山さんからもらった言葉を半濁してずっと考えちゃう轟くんエモエモのエモすぎ。村山さんは村山さんで全日に掛けレースして轟ちゃんに1ヶ月分の食費捧げちゃって気が狂うかと思った。

そして黒のソファー…あれは何……鬼邪高の頭の通常装備に入ってるの…?学ランの黒とソファーの革の質感がマッチしてて最高でした。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

轟にとっての辻と芝マン

もう言っていい?言っていい???2話のラストこの世の中で1番最高〜!!!!!轟一派は最強!!!!!!です!!!!!!

この1年間彼らの関係性をずっと考えてきた私にとってHiGH&LOW THE WORST episode.Oの2話はまさに轟・辻・芝の友愛が理想の形で完成されていて涙が止まらなかった。私の幻覚じゃないよな?と何度もiPhoneの日付確認したり頬つねったりした。痛い。幻覚じゃない。

 

まず、「何であんな奴についてるんだ」と他者から言われても「強いから、…でもそれだけじゃない」って2人ですぐに内で共有し合って轟の元に赴く所がやばい。一緒にいたいからいるんだよ!!!!!って精神をビシビシ実感した2人が、轟が八木高に向かうことを轟が言葉に発しなくとも理解していて、ついて行く。仲間じゃん。彼の不器用なりに努力しているところを辻も芝もすごく尊敬しているんだと思う。言葉が無くてもお互いが理解し合える、強い絆が彼らにはある……。何より最期の笑顔…え、笑、顔……えがお……。私は彼の、この表情が心から見たかった。感情をひた隠しにして、他人に心を委ねることのなかった轟が、安堵する瞬間が得られたことを……もういつ死んでも本望かもしれない。嘘です。映画見るまではせめて生かしてください。この「何で来たんだよ」と「やっぱり来たのか」の間を彷徨ってる表情がすごい……こんな表現ができる前田公輝は天才。

上で言ったように、お互いのことを既に理解している節もあるから1人でカチコミしようと八木高の門をくぐった後、追いかけてきた2人を見て驚きと嬉しさ反面(もちろん表情には出さない)、「何となくわかってたから、お前らなら…行くぞ」みたいな信頼を置いて笑みを見せた途端背中を2人に預けるのがもう……もう〜!!!!!!!!!

全日ステークスでは辻と芝が轟の左右の足と表現されていたが何分深読みオタクなので轟洋介が足技得意だから足表現なのかとか、足は身体を支えて歩みだすための部位だし轟のことを2人で支えていくことを示唆していると勝手に思い込んでいる。

 

 

辻と芝マンが轟と一緒にいる理由として、2人が挑み負けたという事実や単に強いことよりも、

 

・「SWORDのテッペンを取る」夢をはっきり宣言してまっすぐ叶えようとする姿を見て「すごい」と思った。

・村山さんとのタイマンで何度も立ち上がり続ける姿に尊敬の感情を抱いた。

・1人だと何するかわかんない危なっかしいほっとけない奴と感じた。

 

と初めは尊敬から、徐々に信頼や友愛を積み重ねて今の彼ら3人の絆が生まれたんだと私は思っている。轟は轟で、初めて出会ったときには差し伸べた手を払うくらいだった。対人関係に壁のある様子から、勝利を収めたあと拳を交わしたり、共に戦うことを示され笑顔になったり、轟にとっての辻と芝マンは最高の仲間であって、最高の友達なんだよ……。以前の記事で、村山さんと出会ってくれてありがとうと記したが、この2人にもありがとうを捧げたい。轟が他人に本心を見せることの大切さや心を通わせる気持ちを伝えてくれて本当にありがとう……全日トリオが大好きだ…………生涯ずっと仲良くしていてほしいし将来飲みの席で定時を知らずに「テッペン取んだよ」って転入した轟をからかいながら「でもあんときすげ〜轟かっこよかった」「だな」って会話してくれ。

 

あと普通に推しにテーマソング付いてて気が触れた。

https://high-low.jp/news/?p=3931


"轟のテーマとして起用されているEXILE THE SECONDの「Ain‘t Afraid To Die」"

なんだこの告知は……情報量多すぎて脳内がキャパーオーバーだよ……。LDHのことはあまり詳しくはないがSECONDがやべえってことは知ってる……どんだけラスボスなの轟一派……最強だよ轟一派……。「死を恐れるな」って真っ直ぐで一直進の轟らしいタイトルですね。轟が八木高へ向かう場で流れた曲はランペの「FIRED UP」だろうか?1人で戦ってるわけじゃない、孤独なバトルに行くんじゃないと歌詞に合わせて辻芝が轟を迎えに行くのと、背中に数え切れないほどの想いを背負っているの後に追いついた時の背中が映る描写誰が考えたんですか。フィットするなんてもんじゃないでしょ……。早くフルでみんな聴きたいなあ……。

 

そして公輝くんが轟のことについて触れてて死ぬほど嬉しい。轟として辻と芝に対してあえて言葉を明かさないのがあまりにも轟……うっ……

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前田公輝 公式ブログ - July 18, 2019 - Powered by LINE引用

 

 

 

開始前、公式のプッシュの方法やストーリーから不安が強かった。今回1&2話を見て、轟がドラマでの言葉を受けて考えている描写や、辻・芝マンとの関係性について掘り下げたり、彼らの内面まで捉えた上で物語が進んでいて、ああ……私の大好きなハイローだ……ってふと思った。今は応援したい気持ちの方が上回ってる。

轟洋介、がんばれ

 

 

2019.07.20

 

 

 

 

 

 


追伸

今回の轟くんで個人的に可愛かったこと言うの忘れてた!!!セクシーに足組んで読書しているのに歩くとオラオラ歩き、「…むらやま」と相変わらずの特徴的なひらがな喋りをするところです!!!!!!!!!鬼邪高のストーリーはまだまだ続くぞ〜!行くぞてめぇらぁ〜〜!!!!!

 

 

 

 


みんなが轟の話をしていたのが嬉しすぎたので