だいたい推しくんの話とたまにレポ

続・轟洋介が好き

 

 

以前、轟洋介への想いを綴ったばかりだがついにこの3誌を手に入れてしまった……。

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POTATO    2016年8月号

duet           2016年8月号

WINK UP   2016年7月号

 


現世で確認できる、前田公輝が轟洋介について語っている場面を拝み倒すことができる…何てこと…最高か。なんかすごいオタクみたいな文になってしまって申し訳ないがオタクだから許してほしい。これを読んでもう、わ、うわ…す、好き!!!だいすき!!!ってなったからみんな是非一度手に取って。轟洋介のオタクから一生のお願い。以下は彼が話した内容を参考までにまとめたのと私の感想と考察とが入り乱れているので注意。短いよ。

 

 

 

 

 

POTATO   2016年8月号

・常に(座を)狙っているけどお互いに敬意も持っている

・轟は僕にないものを持っていて尊敬する自分を曲げずに生き抜いていける精神力は素直にすごいと思う。

 

 


duet   2016年8月号

・轟はすべて感情を人に悟られないように、飲み込んでしまう人。それから理屈っぽくて自分を曲げない。

・これだけは絶対にやらないぞって決めたことがあって。メガネをクイっと指で上げることなんですけど、この仕草は轟には似合わないと思ったんです。「お前を倒したぜ、フッ」って

・轟は、決して自分に酔ってない、熱い男。

・(村山さんとの関係性について)戦ったことで、敵対心から"自分を変えた人間にブレてほしくない"っていう愛情に変化してる

 

 


WINK UP   2016年7月号

・彼は、SWORD地区のトップに立つことで世の中を変えたいという夢を持つ高校生。

・村山と対立しながらもにている部分があって。そのリンクする2人の姿を見て欲しい。

 

 

 

 


このインタビューでは公輝くんが轟に対し、自分を曲げない、熱い心を持つ、村山良樹に対し尊敬の念を抱いていることが一貫して明かされている。

前田公輝の中の轟洋介像って、真っ直ぐで熱くて、洗練された存在なんだなとこの文章を見て感じた。また、私は客観的に轟にとって村山との出会いは必要で必然だったと常々思っているが、その大切さが役者サイドでも同じことを思っていると知れて、とても嬉しかった。轟くんは村山さんを認めることで、初めて他人に心を委ねる体験をしたんだと。ここが轟が村山の背中を追うようになるきっかけになったんだとしみじみと感じている。

そして後半、"対立しながらも似ている部分があって"のコメント。公輝くんが感じているからにはそれを轟本人も感じているわけで。本編の流れを振り返ると、轟が転校して来たのは村山さんがトップに立った後。昔の鬼邪高の事情等はよく知らないだろうが、勘の良い彼のことだ、村山さんが自分と同様にコブラへ挑んだタイマンを挑み負けたことを知り、上としての立場がどういうものなのかとか、決戦後、ザムの時には既に気づいている筈だ。気づいた上でのあのザムでの行動。

もう本当にありがとう。上に立つことは背負っていかなければいけないこと、今の器を変えなきゃいけないこと、轟と村山でお互いに教え会ったあの場面を思い返しまた泣いた。

 

duetやPOTATOのコメントから、轟洋介の村山良樹に対する感情って何なんだろうと考えた時に、絞り出した答えが「憧憬」だった。

Google先生に聞くと

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(コトバンクより)
こんな軽い感じだがその意味には深いものがあって想いを馳せ憧れること、尊敬してある種讃え敬うことのニュアンスも含まれており1番しっくりと来た。尊い

 

 

 

 


また、"轟は自分とはかけ離れていて、自分にないものをゼロから作り演じるのは少し怖かった"とも公輝くんが話していた。そんっっっっっっな滅相もない。メガネをクイッとしないことも然り、公輝くんはあのシーンで「悔しかった」と訴えていた。こんなことを思うなんて彼が轟洋介として役を生きている証だと、彼の中できちんと轟洋介は鼓動を打って生きていると感動した。悔しいと感じたり、裕貴くんとの話し合いのアドリブでお互いデコピンで想いを飛ばし合ったり、彼の中で轟洋介が生きて成長してることをリアルタイムで見て取れる。最高です大好きですとチップを添えて心から伝えたい。ということで轟のこの成長っぷりが分かる

ザムは神映画。わかったな?

そういえば前回好きなところばかりで宣伝するのを忘れてしまったのでここで。

散々話したので詳細は割愛するが、ぜひ!ぜひ!!!推しが最高。あとBlu-rayの方が確実に画質が良く細かい所(学ランのボタンとかシャツとか君のサラサラ具合とか)まで見れるのでオススメ。

 

ちなみに月刊EXILEの特集にも見開きで目を違うほど美形な推しがいる。後悔はさせないみて。

HiGH&LOW THE BOOK 月刊EXILE(エグザイル)2016年08月号別冊
 

 

 

 

 


そしてここでこのインタビューで1番泣いたところ、轟洋介が夢を持つ高校生と公輝くんが話したところ。

彼の属性に入る、高校生という立場はまだ若く、この作品では彼ら全日意外はほぼ成人済みであり大人だ。まだ幼い頃の熱い心を秘めているという部分の要素は追加されてはいるものの、九龍との抗争ではSWORDのみんなは青年扱いだった。そのSWORDの青年たちから見て「夢」を大きく語り、絶対叶えるといった信念で動くというのは中々難しいことが作中も描写されていたと思う。しかし彼はどうだろうか。自分の今の世界を壊したい、「SWORDのテッペンを取る」「鬼邪高の頭になる」と決して単なる願いではなく、確実となることを予定した未来、つまり夢を堂々と他者に言い放ったのだ。

すごく、すごく青い……!

もちろんいい意味で。大人と子どもの境目で悩むSWORDの青年たちにとって(特に鬼邪高の定時メンバー)は轟は眩しくて明るい光みたいな存在じゃなかったんだろうか。芝マンや辻も、鬼邪高の全日制に入って内情を知ってどこか精神的にもこれから踏ん切りを付けなきゃいけないところで、突如現れた彼の存在は本当にスーパーヒーロー的な印象だったんだと思う。(やることはジャイアンヴィランだが可愛いので問題ない)

村山さんに轟が負けた後、成長を遂げる彼に感化されて、全日も少しずつ統率が取れて、まとまって…それを見ていた村山さんがあの卒業宣言とザムの決断をしたと思うともう言葉にならない。コブラやヤマトがノボルのことを語るような陽の当たる未来が彼らにはあったんだきっと…。私は、未成年らしい行動力や猪突猛進なところが大好きだ。LDHメインの中、外部の俳優さんで、短い出演時間の中彼が大きく爪痕を残した理由はここにあると断言しても良いくらいだと思う。(後は完璧なオタクを堕とすビジュアル)

 

 

duetの記事には見出しが感情NG、情熱OKインテリ眼鏡男子に挑戦!と書いてあった。本当に本当にそう思う。クールぶっていてもその内に秘める炎は鬼邪高全体を巻き込める熱も持っているし、インテリ眼鏡枠から除外されても良いくらいの熱血だと思っている。いやもうきっと熱血眼鏡枠確定だ。

"感情を人に悟られないように"の下りも泣き案件だ。エモすぎる。今までいじめや、これは想像に過ぎないが厳格な家庭で親の言うなりになって我慢をすることが多かったのかもしれない。そう生きていくしか道が選べなかった轟の背景が痛いほど伝わってくる文章。やっぱりこの子には幸せになってほしい…いやなるべき……お願いHIROさん。


あとこれは完全に公輝くんの話だが、あんなに劇中では偉そうにイキってドヤ顔してるのにも関わらず、実際に相手に当てるアクションははじめて!とか自分が殴られるのは平気なんですけど殴るのは…とか最初はすごく怖くて、だって人は殴っちゃダメじゃないですか(笑)とか言っててもう本当何?って感じだった。好きです。

 

 

 

2019.03.03

 

 

 

 

 

 

 

 

 

追伸

すずくんの某イベントに行き鬼邪高のみんなの好きな食べ物を聞いたら「うーん…みんな肉!肉は好きっすね!すげー食うと思う!!」ですって。はぁ…ありがとう…ありがとうすずくん……全日も肉が好き…轟洋介が肉を食べる世界に感謝してお仕事頑張ろうと思います。

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今日の夕飯は焼肉。おいしいね!

轟洋介が好き

 


彼が地上波放送されたのが2016年6月5日。

次に2016年7月16日の劇場版。そして2019年の銀幕でスピンオフが決定した今、轟洋介への想いを綴るのはここでしかないと感じこのブログを開設した。 

私が彼をどれくらい好きかというと毎日Google検索で画像欄を眺めてはニコニコしてHuluでその活躍を見た後Blu-rayでコマ送りで再生するのが日課になってしまっているくらい好きだ。とにかく大好き。(それくらい当たり前だろと言われかねないが私はとてもいい加減な性格なのでこんなに続くのはビックバンがもう一度起こってしまうくらい稀なことなのだ)

なにぶん人に見せる形でのブログを書くのがほぼ初めてに等しいので拙いところはこちらの我らが鬼邪高のテーマ「jump around∞」を聞いて誤魔化されてほしい。jump!jump!jump!!イェーーーイ!!!!

 

※公式だったり公式を元にした私自身の考察なので見る人は注意

 

 

 

 

 

 

私が彼に惹かれた理由は3つ程ある。

 

 

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1つ目は顔。ビジュアル。

これはしょうがない。だってかっこいいんだもん。綺麗に通った鼻筋に切れ長の目、サラサラの髪、眼鏡、学ランピアス…ピアス!!!!!(重要)

オタクを殺すビジュアルをしているし実際にオタクが好きでしょ、轟洋介。

オタクの支持莫大だもんね轟洋介。

そして天下のLDH様だ、さすがの映像スタッフも抜かりない。カットのこだわりが伝わってくる程美しいシーンが山ほどある。これは惚れる。好きになってまうやろ!!!!!今となってはの話をするとハイロー初見、スモーキー推しだった。というかルード箱推しだった。ファイナルミッションでその最期を見届け嗚咽と涙と鼻水諸々で顔面が工事中になった筈なのに何故か2周目、3週目を過ぎる頃には彼に目を奪われていた気がする。一目見た時から、「あ……好き。」から始まってはいるものの不思議だ。理由は…何だろう、沢山ありすぎて原因詮索も出来ないくらいにはもう今彼のことが脳内で大半を占めてしまっている(とても重症)。思い返せば知らず知らずのうちに一目惚れだったのかもしれない。


ゲーム開始だっていう時の瞳が好き。一度伏せ目がちになってからスタートのボタン押したみたいに目を見開くのが堪らない。あの瞳はこれから自分を苦しめた世界に身を投じて不良狩りをしていく。不良狩りしている時の轟は自分自身もプレイヤーになっていて、不良くん達を倒して経験値を上げていくそういう踏み台にしか過ぎないのかと考えるとちょっと切ない。

あと眉毛をきちんと整えているところも可愛い。今話題の某メガネ王子より太めでキリッとしてる。髪型については本当に悪名名だたる「漆黒の凶悪高校(そんな設定もあった)」の生徒……?と疑う感じだが根がお坊っちゃまなのか、それとも不良達の誘蛾灯なのか。

そして中の人曰くシャンプーだけであんなにサラッサラヘアーが完成してしまうのがすごい。一頭数千万しそうな馬の毛並みなみ…格式高い……好き…。幼少期の分け目は反対の8:2くらい。トレーニングしてる時の汗が滴る濡れ髪姿も最高。絵になる推し!すごい!

誘蛾灯の話に戻ると眼鏡もきっとそうだよね。普段はいつでも狩りができるようにコンタクト。で、家では地眼鏡。初見眼鏡を取ったと思ったらぶん投げたのには目玉が飛び出そうだったよ推しさん!PX-13715 定価21,600円の眼鏡を易々と…思い切りがいいところも好きだよ。ストックが沢山ありそう。ちゃんと眼鏡を入れるときは人差し指立てて丁寧に入れる推しも好きだ。私が知った頃にはとっくのとうに在庫切れ閉店ガラガラの状況だったが死に物狂いで手に入れた。

これも中の人談になるけど眼鏡をクイッとする仕草は決してしない。自分に酔っていない熱い男だからだと話していた。7話で一度だけどうしても眼鏡をあげなければならない場面があってすごく悔しかったと。す、す、好き~~~~~~~~~~!!!!ここのこだわりが不良達からのし上がってきた轟洋介を表現する内ですごく丁寧に描かれていて、これも戦闘中に眼鏡を外す(ぶん投げる)理由の1つとしてあるのかもしれないと思うと胸が熱い。ただ本人が邪魔なだけかもしれないが。

 

彼に付属するもう1つの魅力がある。そうピアス、それも片耳……最高だよ~~~~!!!!!!!(好きなだけ)彼のピアスは左耳に空いているが男性の場合その意味は勇気と誇りになるそうだ。詳細は不明だが中学生(?)の頃の彼には開いていなかったためもちろん開けたのは自分が鍛えて強くなってからだろうと予測される。彼が開けた理由は過去の自分との決別、弱い自分に対してこれからの決意ではないだろうか。私は初の不良狩り開始前夜、何とかネットで搔き集めた知識で安全ピンとライターを用意して震える手で開けた説を推している。

制服を鬼邪高生らしからず改造せずに着ていたりと真面目スタイルなのに、かと思いきや第1ボタンを開けてネクタイは締めずに学ラン全開にしているところとか、シャツは白派で靴下は黒派(これは村山さんも同じなのでもしかして指定なのかもしれない。指定のちゃんと履いてる。かわいい)だったりとか、彼のビジュアルについてはたくさん惹かれるものがあって(余計な)考察を深めてしまう。ハイローは早くガバガバ設定資料集で全然いいから出してよ…オタクからの一生のお願い。好きな食べ物とか家族構成とかめちゃくちゃ知りたい、絶対肉じゃがとかお味噌汁好きだよね。


後これは全くキャラクターとは関係ないが村山さんとの戦闘シーンを細かく見るとミズノとコンバースの靴を履き替えて使っている。是非そのエピソードを詳しく聞きたい。

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轟洋介がミズノのスニーカーを履いている事実がかわいい…ありがとう……。  

 


2つ目は不屈の精神

轟洋介を語る上で欠かせられないこと。それは元々いじめられっ子だったということ。見ていてしんどいポイントの1つだが小さい頃の彼の出で立ちを見るときっと育ちが良いんだろうことが伺える。虐められて、普通であれば泣き寝入りうわーんな状況だが彼は違った。一発奮起して何と自ら強くなることを選んだ。自分が虐げられる側にいたのにも関わらず立ち止まって「何でこんなクズ共に?」と開き直る。そこに思い至るまでの思考回路は一体どうなっているんだ?(両親に厳しい環境で育てられたのもやぶさかではない気がする。きっとお医者さんや先生だったんだろうと思っている)そのプライドの高さと現状の理解、プランの計画・実行と一度決意したら最後まで貫き通す行動力に努力を怠らない熱血な面を持ち合わせてるのが良い。トレーニングを始めるにあたってまずゲーム(鉄拳)から入る所がちょっとオタクっぽくて好き。スマホゲームめちゃくちゃやってそう。早口だしイキって口を開けば相手を煽るし倒した不良(推定:ゴミ)は写真に収めて嬉しそうにするし生意気なところもかわいいぞ。やっぱり性格が途中からネジが外れている。ちなみにスマホ(Nokia Lumia 520 Black)も死に物狂いで手に入れた。iPhoneじゃないところがさらにオタクっぽい。iPhoneの方が画質いいよきっと…私が買って献上させて頂きたい。

https://www.amazon.co.jp/dp/B00CKUBLFQ/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_GEO9BbYRCTNAN


彼のことだから今のスキルを手に入れるまで、実戦で鍛える時はいろんな相手を見繕って勝負を挑んでいたんだろう。最初は勝てない相手にもトライアンドエラーの繰り返しで粘って努力して強くなったんだろうな…えらい!!!!推しすごい!!!!

ビジュアル的に一見インテリ眼鏡枠だと思いがちだが安心してほしい。そんな言葉を覆す位には熱い男、それが轟洋介。戦闘シーンも今まで綴った彼の性格が現れていて、拳でいなして相手を怯ませ重い蹴りで落とす、1つ1つが鋭く冴え渡っている短期決戦型なのかなと思う。

彼の設定で強い相手との対戦ではYシャツが乱れる(縫い付けていたらしい)ようになっていて、村山さんとのタイマンではバッチリ出ていて拳のぶつかり合いの激しさを直に感じた。そしてどんどん出てくるシャツを見てしまう…気持ち悪いオタクでごめん………。

そしてここで私の大好きな所を1つ。村山さんの代表的なセリフの「拳1つで成り上がる」に対して轟は「拳1つで伸し上がる」なのだ。意味の違いはこんな感じ。

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(goo辞典、weblio参照)

似てはいるフレーズだがこの違いに2人の喧嘩に対する価値観やこれまでの背景が滲み出てきている。轟のセリフには「もう二度と惨めな思いはしない」と目的のためならどんな手段も厭わないと込められたものが伝わってくる。ドラマには実際には描かれていないが設定では全日が定時を襲撃した際スタンガンを使ったそうだ。

https://twitter.com/mkn_kei/status/930822271102418944?s=21

 

ある種ハングリーな部分とタイマンには拳できちんと挑むポリシーは見ていてひしひしと彼の気持ちが伝播して鳥肌が立った。

あと、話は初めに戻るが古屋の中の人(鈴木貴之さん)のイベントで轟洋介の年齢が18歳*1だと発覚した。18歳………18……18!?!!!?!?!?!?!?!18といったら青春をひとしきり謳歌してこれからの進路を決める大事な時期じゃないか…なのにあろうことかその時期に転校……親に絶対黙って出て来たに違いない…そういう所だぞ!!後先考えないで飛び込んで行く所!!!!!!好きだけど!!!!ご両親にちゃんとお話して……!!!!!!めっ!!!!!でも好き!!!!!!

 


3つ目は村山さんとの出会い

前述でネジが外れているといったが彼自身、今まで自分がいた世界には「搾取する側」と「搾取される側」しかなかったんじゃないかと思う。自分が生き残るために、プライドを維持し続けるためにも「搾取する側」に回る方法しかなかった。不良狩りをして、過去の自分を1歩、また1歩と振り切ることで心は一時的に満たされるものの、何か物足りない感覚はあったんじゃないかと私は考えている。弱いものを無闇やたらに虐げることはせずとも、どこか自分自身が「形だけの不良」になってしまっているんじゃないかと不安だった。そんなことはあるはずもないと確かめるために「偉そうにしているバカをぶっ飛ばす」を建前に(半分くらいは本音)鬼邪高に転校して来たんじゃないだろうか。

村山さんもよく考えれば鬼邪高に入った理由が「拳1つで成り上がった先が見たかった」と彼と動機は似ていて、ただ成り上がった先には自分が満足できる何かを実感出来なかった。轟には不本意な形で出し抜かれて、向き合うことになった時、同時にどこか自分と同じように感じた。でも戦う中で成り上がった先の景色を見るのは1人じゃないと受け入れて、かつての自分に言い聞かせるように轟に拳で教えて、彼はそこでやっとしっくりくるものを見出したんじゃないだろうか。山田裕貴バリ*2に言う轟洋介のセカイを、村山良樹という男が壊して変えた。この2人が出会わなければ、2人は2人のまま変わらなかったし、これが運命って言うんじゃないかと思った。轟洋介の運命は村山良樹によって変えられたし、村山良樹の運命は轟洋介によって変えられた。最高だ、私がお礼を言うことじゃないかもしれないが本当に、轟洋介と出会ってくれてありがとう、村山さん。

そこからの彼の行動は見違えるようだった。ザム*3では村山さんが湾岸地区の連合軍をO代表(既に抜けてるという気持ちベースなのがまたいい)として出向こうとする中、彼は鬼邪高生を率いて迎えにきた。彼が、あの轟洋介がだ。村山さんと戦って敗北した中から学び、そして確実に彼の世界が1歩前進していることに泣きそうだった。その後のデコピンシーンを経て、中の人が話していたが、「轟は常に村山の座を狙っているが、彼のことは自分を変えた男として同時に敬意を払っている」。あの2人には第3者から見ても分からない全日と定時の番長として、鬼邪高を支えていく、そんな葛藤だったり胸を焦がす何かが男同士であるんだと悟った。

辻と芝との関係も初めは「まあまあだな(思ってたより雑魚)」くらいの感想で、村山さんとの初めてのタイマンでは差し伸べた手を払ったのに対して、ザムで最後拳を合わせて笑っている。笑っ…………て…る……。抗争の中最後まで村山さんの後ろについて戦い、終わった後も村山さんがSWORDのみんなに話しかける際はトラックの近くで大人しく話に耳を傾けていたり、轟が村山さんに敬意を払う場面(ある種自分の今の立場を冷静に理解しているのが最高)もあったが、このシーンを見て、村山さんが伝えたかったことが彼には響いている。そう思ったら久しぶりどうしていいのかわからない気持ちになってラーメンを2玉食べたしデザートにケーキも食べた。美味しかった。彼を取り巻く環境が彼自身にプラス面で素敵な影響になってくれるよう、願ってる。

 

 

 

ところで何せ彼の存在を知ったのが今年の5月な訳で…イベントも過去に沢山あったわけで…………

い、いい行きたかった…!!死ぬほど行きたかった……!!!色々調べたらキスブサ風の鬼邪高メンバー回とかもあったみたいだしその場にいたら確実に息絶えてた。完成披露試写会の動画を見たら動悸がしてハンパなかった。ドラ○もんと闇取引が出来るなら今すぐ賄賂を渡してタイムスリップしたい…。来年のイベントは必ず行く。願掛けも込めて。

 


またドラマとは違ってCLAMPに色々されてる轟洋介もいる。眼鏡案件は見ないふりをして村山さんとカラオケ行ったり(強制)コスプレさせられそうになって熱を出して休んだりする。CLAMPCLAMPの!と私は別物と考えているがこの不憫な感じは正直言って大好き。あと等身大サイズの轟が美しすぎて直視出来なかった。

 

この果たし状、てっきり押上が準備したのかと思ったら彼が果たし状を出してる事実があってやばい。出してるってことは紙と筆を用意してロッカーを探してダーツで刺すという工程があったことがあるわけで……中学の頃の習字セットを出し村山さんのロッカーを探してダーツで果たし状セットする所を想像するだけでもう…好き。待ってたのに押上に全て持っていかれるところも不憫で彼らしい。好き。

果たし状のことはザムのブックレットにも書いてある。見てみてね。

 

 

 

 

 

最後に

私は彼のことを好きになってからすごく趣味が、というか、人生が楽しくなった。

正直に話すと前の現場では少し苦しいと思うところもあって、降りかけていた所での彼だった。もうこれは運命としか言いようがなくないだろうか?彼を通じて(そして色々派生して)色んな人に出会ったがみんな好きなものを目一杯楽しんでいて、自分の価値観を持って本当に素敵な人たちばかりに出逢った。感謝しかない。この場を借りていいますいつもありがとう!!!!!

そして自分の妄想なのかどうか致しかたない部分もあるけど、ここまで散々と自己満足に話した中でわたしは彼の何が、どこが好きなんだろうと考えた時、幸せになりきれない所だと思った。手を伸ばせばそれを掴めるはずなのに振り払ってしまう所。強がりをして勝手に昔の自分とタイマン張ってる所がすごく愛おしい。

村山さんや辻、芝と出会って、やっと彼は幸せを少しずつ受け入れて消化しているのかなと感じている。(ザムの時とか)人から与えられる嬉しいとか、幸せという感情に慣れるように私は応援しているよ。

もちろん、幸せを受け入れた彼もきっと大好きになる予感しかしない。

これからどう成長しようと大好きだ!!!!!!!!

 


大人になるにはまだ少し青い彼の活躍と奮闘を願って2019年を待つこととする。

 

 

 

また可愛い全日組がみられたらいいなぁ

 

 

2018.11.23

*1:本人たちは村山(22)古屋(23)関(25)轟(18)の気持で演じていたと話していた…ティーン…すごい……

*2:この世の中のことだけじゃなく自分や家族、友達、社会、自然などなど全部ひっくるめてセカイというらしい。うぉい!セカイ!!

*3:HiGH&LOW THE MOVIEの略称。初めて聞いた時の印象を今でも忘れられない